Tough Weeds〜光の射す方へ〜あらすじ編

 さて、昨日で無事にめでたく千秋楽を迎えてたし・・・、予告どおり、あらすじいきます!


 一応、隠します・・・。

会場に入ると、このようなチラシを頂きました。

まず、チラシに書かれてるストーリーは・・・・



〜地球のどこか、ある国の、とある少年刑務所
ここにいる少年たちは所長や看守の理不尽な暴力や暴言に耐えながら出所できる日を夢見て毎日を過ごしていた。そんな少年たちが暮らす、ここZ房のメンバーは皆、やむを得ない理由で罪を犯し収監されている者たちだ。
クールで賢く武道一般に優れたシュン@淳太。そのシュンと対立するタイソン@文ちゃんは元ボクサーで血の気が多く喧嘩早い皮肉屋。詐欺師のカラス@マーシーは人を信用出来ない嫌われ者。コンビニ兄弟と呼ばれるレン@龍規とノリ@龍太はスリの名人で、房内では手に入らない物をどこからか調達してくる。元整備工のくず鉄@薫太は手先が器用、あだ名の通り、くず鉄集めが趣味。そして心優しく皆から慕われてるトシロー@濱ちゃんはZ房のリーダーだ。一方、所内にはいつもZ房と対立するR房の少年たち(重岡、小瀧、神山、流星、竹本、新垣)もいる。彼らは親の金や権力で所内で特別優遇されているのだ。
そして横暴な看守たちの中で、1人少年囚を温かい目で見守る新入り看守の佐久間@大智。
ある日、曲者ぞろいのZ房に新入りが2人入所してきた。リュウウジ@照史は底抜けに明るく前向きな性格だが、曲がった事が嫌いな熱血漢。金持ちの息子のケッペキ@菊岡は気弱で異常な程綺麗好き。Z房の面々はいつもの通り手荒く2人を迎えるが・・・。
(以上、チラシより抜粋)

ここまでがチラシに書かれてるあらすじ。で、続きはこんな感じ。


Z房にリュウジらが入ってきてから、Z房の団結力もUPし、雰囲気も明るく変わっていく。
所長や看守長らは何かと言うと、彼らに暴力や暴言をはき・・・その度に佐久間が止めにはいって・・・。佐久間とZ房の面々の間に信頼関係みたいなものが生まれてくる(・・・ように舞台を見ていて感じました)。
 そして、もうすぐシュンの出所する日が近づいたある日、Z房ではささやかなお祝いが開かれる。コンビニ兄弟はどこからかフライパンと食材を調達してきて、ホットケーキを作ってくる。そして、和やかにお祝いが開かれている所(ここらで、佐久間がZ房に入ってきます。そして、自分もわざとホットケーキを食べ、見逃してくれるんです)に・・・、突然、所長と看守長が入ってきて、持ち物の抜き打ち検査をしはじめます。シュンの検査をすると、シュンのポケットから、禁止されているはずの煙草が出てきます。「違う!自分のじゃない!」と反論するシュン(これもおそらく所長らの陰謀かと・・・)。独房に連行されそうになるシュン。すると、「これは、僕のです。間違ってシュンのポケットに入れちゃったみたいです」と言い出したのは、トシロー。トシローはシュンを庇ったのだ。「大丈夫、俺に任せて」と言い残し、連行されるトシロー。 
 連行されたトシローは殴る蹴る、の暴力を受け続け・・・、「俺はリーダーなんや。リーダーは強いんや・・俺、いいリーダーになれたかなあ・・」と言いながら、とうとう帰らぬ人に・・・。
 トシローが逝った翌日、臨時の集会が。そこで、所長から「トシローが昨夜、脱獄を試みたので、やむなく射殺した」というものだった。これには、日ごろからZ房と対立していたR房の面々もブちぎれる。「あいつら、やったらあかんことをやりよった」と。
 Z房に戻ったメンバーは怒りと悲しみにくれる。・・・が、Z房で、トシローが生前に書いた手紙が出てくる。母親に宛てた手紙だ。「この自分が、リーダーになったんや。出所したら、おかんにうんと楽をさせてあげる」というような内容だ。また、全員出所したら、刑務所を見下ろせる丘に、z房皆dせ集まって「同窓会」しようとも言っていたトシロー。「こんな手紙を書く奴が、脱獄するなんて絶対ありえない!」と改めて怒りを覚える面々。そして・・・、この手紙をトシローの母親に届けたい、と、Z房全員、脱獄をする決心をする。

 シュンを中心に脱獄プランを立て、メンバーそれぞれの特技を生かして、下調べや準備をすすめる。・・・そして、決行の時。看守が見回りに来た隙に全員Z房を抜け出す。行く手には、当然ながら、看守たちが。要所要所であわや・・!というとき、助けに入る人が・・・。R房の面々だ。R房のメンバーのお陰で、ピンチを脱出していくZ房の面々。そして、とうとう、ゲートまでたどり着く。ゲートの門を開け、いざ、シャバへ・・・!・・・というその時、門の外から、銃を持った所長が。「死ね!」と言い、銃口をメンバーに向ける所長。・・・あわや!と思ったその時、「そこまでですよ!」と叫んで銃を持ちながら飛び込んできたのは、佐久間。実は、佐久間は、以前からきな臭い噂の絶えなかったこの刑務所を内偵する為に看守になりすましていた刑事(?)だったのだ。佐久間によって逮捕される所長。

 ・・・で、舞台は1年後に。トシローの言葉どおり、刑務所の見下ろせる丘に集合したz房のメンバーと佐久間の姿。(丘のてっぺんには、トシローのお墓があります。)お互いに近況報告を仕合うメンバー・・・。

と、舞台はここでTHE・END。

ちなみに、出所後のメンバーは・・コンビニ兄弟はケーキ屋を(室兄弟はコック服を着てます)。タイソンはボクサーのプロテストを受けたところ。くず鉄は鉄工所の社長に。カラスは『ジャパネット カラス』という、あの、某通販会社を思わせるような、TV通販会社を。そして、ケッペキは・・・、親が破産してしまい、ホームレスに・・・。


・・・・こんな感じですー。・・・大体の流れ、分かっていただけましたかねー??

これ、唯一、残念なのは、パンフが無かったこと!!これは、パンフも作って頂きたかった・・・!!


この舞台は、ほんとに、「涙あり、笑いあり」の舞台でした。何回見ても、新鮮味のある舞台で・・・毎回、ほんとに楽しみでした。こんな舞台も珍しいです。そして、いつまでも、ずーっと松竹座でこの公演をやっているような、変な感覚もあるんですが・・・・現実は、昨日で終わっちゃったんですよねえ・・・。

なんだろうな、もう、夏が終わってしまった感満載なララッペでした(笑)